文部科学省「高等学校デジタル人材育成支援事業(DX加速化推進事業)」の採択を受け、山陽高等学校工学科では、デジタル技術を活用して次世代を担うデジタル人材を育成するための様々な取り組みを推進しています。
その中核となる教育活動の一環として、2026年7月9日(木)・10日(金)の2日間にわたり、マツダ株式会社様との連携企画である「企業と創る“実践型”デジタル人材育成プロジェクト」研修を実施いたしました。本研修には、工学科の1年生から3年生までの全生徒と引率教員が参加しました。
先端技術を体感する、豊富な体験型カリキュラム
研修は、マツダ教育センター(MEC)とマツダ工業技術短期大学校の2つの会場をローテーションで巡り、それぞれの特色ある最先端技術を体験・視察しました。
教育センター
- 「ものづくり未来」
製造業におけるDX化や最新技術の活用事例、そしてこれからのものづくりの姿について分かりやすく解説していただきました。

- 「メカトロ実技」
センサーや制御機器を用いたメカトロニクス技術や開発されたWEBアプリを体験しました。

- 「WEB実技」
技能五輪選手とのタイピング対決や、その場でのプログラムコーディングを見学しました。
また、学生たちが自分で描いた動物の絵をカメラで撮影し、AIで動物の種類を判別する実習を行いました。
さらに、画像上の位置情報をロボットの座標に変換することで、絵をどこに置いてもロボットアームがその位置を認識して取りに行く仕組みを体験しました。
操作はタブレットから行い、WEB技術・AI・画像処理・ロボット制御を組み合わせたものづくりを学びました。


- 「ペーパータワー」
DX化が進む生産現場で必要なチームワークと改善力の重要性を学び、チームで決められた枚数の紙を制限時間内にどれだけ高いタワーをつくることができるか試行錯誤しながら作成しました。


マツダ工業技術短期大学校
- 「自動車研究」
自動車開発のコンセプトやメーカーとして目指す自動車づくりを学び、マツダ車が欧州車と比べてどのような評価を受けるのかを実車に触れて体験しました。
- 「デジタルものづくり研究」
CADやシミュレーション技術を用いた産業ロボットアームの制御や3Dスキャンやデジタル計測器等のデジタル技術を活用した開発・製造手法の紹介をしていただきました。


- 「DX研究」
Arduino(アルディーノ)を使用した作品や、Pythonを活用してWEBカメラで画像を認識・判断し、その情報をロボットと連携させて自律的に運搬する実習など、ものづくり分野におけるDXの取組みを紹介していただきました。


今回のDX研修は昨年の内容と比べても、視察した技術の豊富さや、実際の業務改善(DX化)の事例と強く結びついた研修内容となっており、生徒はもちろん教員にとっても極めて刺激的な学びとなり「教育のDX」推進の一助となりました。
今回の素晴らしい学びを契機に、本校では「Arduino」や「AIカメラ搭載ロボットアーム」を導入し、生徒が自ら問いを立て、問題を発見・解決できるデジタル人材を育成できるよう、教員の指導力向上と教育活動のさらなるDX化に努めてまいります。
お忙しい中、未来の技術者のために素晴らしい学びの場をご提供いただきましたマツダ株式会社の皆様、ならびにご指導いただいた社員・指導員の皆様に、心より深く感謝申し上げます。





