工学科 ものづくりコース

世界から高く評価されている日本の技術力を支えているのは、各地の小さな工場で「職人技」を誇り、日々技を磨き続けている技術者たちです。ものづくりコースでは、溶接・旋盤・手仕上げなどの技術習得を通じて、機械では再現できない人間の「感覚」に基づく究極の「ものづくり」への第一歩を踏み出します。ものづくりコースで学んだ生徒が将来、世界に誇る広島の製造業を支える技術者として、「広島の未来をつくる」ことが期待されます。

目指す進路
習得した技術を生かした地元企業への就職
工学系大学・専門学校への進学

溶接・旋盤・手仕上げを通じて「ものづくり」の楽しさと深さを学ぶ

ものづくりコースでは、溶接(金属を熱を利用してつなげる)、旋盤(金属を削り出し部品等を作る)、手仕上げ(金属を磨き部品を仕上げる)といった3つの技術の習得を通じ、「ものづくり」の楽しさと、職人技といわれる技術の奥深さを学びます。課題研究では、2年間学んできた技術を応用し、仲間とともに作品作りを競います。

4サイクルエンジンを利用した「エンジン研究」

広島県は自動車工業の拠点の一つとして、多くの自動車関連企業があります。ものづくりコースでは将来、自動車関連企業に関わることを想定し、原動機(エンジン)の仕組みを実際の4サイクルエンジンを使用して学ぶことができます。

国家資格「技能士」はじめ、さまざまな検定を通じて工業技術を習得

工学科では工業技術に関わるものとして必要な基礎的な知識習得の一環として「計算技術検定」「情報技術検定」を全員で受験します。また、ものづくりコースでは国家資格「技能士」をはじめ、フォークリフト免許や危険物取扱者資格、第二種電気工事士などさまざまな資格を取得することができます。