工学科先端工学コースでは、文部科学省「DXハイスクール」事業の一環として、広島工業大学との連携授業を継続して実施しています。第2回のテーマは「360度画像の没入感」。仮想空間を効果的に構築するための基礎となる、画像表現や撮影技術について学びました。
授業前半では、360度パノラマ画像の仕組みや活用方法、CG空間との関連性について講義が行われました。カメラのレンズ特性、座標系、画像の歪み補正、描画方法など、メタバース構築に欠かせない視点を理論的に学習しました。

後半は実習形式で、高性能なグラフィックボードを搭載したハイスペックPCやInsta360(360度カメラ)を使用。生徒たちは、自分のスマートフォンやPCにInsta360のアプリや編集ソフトをインストールし、撮影からデータ転送、閲覧方法の確認までを体験しました。撮影機材の操作や画像の扱いを通して、仮想空間づくりの第一歩となる「没入感のある映像表現」について理解を深めました。

次回以降は、被写体のデジタル化や3D空間の構築へと学びを進めていきます。生徒たちの主体的な取り組みが、実践的な技術習得につながっています。








