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「DXハイスクール」広島工業大学連携授業― ドローンプログラミング:Pythonを用いたドローン制御 ―

工学科先端工学コースでは、文部科学省「DXハイスクール」事業の一環として、広島工業大学と連携したドローンプログラミング授業を実施しています。第5回目となる今回は、Pythonを用いて実際にドローン(Tello)を制御する実習に取り組みました。

授業はまず、Visual Studio Codeを用いたPython開発環境の確認から始まりました。生徒たちはフォルダ構成やファイル作成の手順を理解しながら、プログラムを書いて実行する一連の流れを丁寧に確認しました。最初は「Hello World」を表示する簡単なコードから始め、実行結果を自分の目で確かめることで、プログラミングへの理解を深めました。

次に、ドローンをいきなり飛ばすのではなく、Pythonのturtleモジュールを用いて、画面上の「亀」をドローンに見立てたシミュレーションを行いました。正方形や図形を描く動きや、速度・向きの制御を体験することで、飛行の仕組みや命令の順序を視覚的に理解し、ドローン操作に必要な考え方を身につけました。

その後、Pythonのdjitellopyライブラリを使い、いよいよ実際のドローン制御に挑戦しました。Wi-Fiを通じてドローンと接続し、離陸・着陸、前後左右の移動、回転、上昇・下降といった基本動作をプログラムで制御。命令通りに飛行させるためには待機時間の調整が重要であることを学び、生徒たちは試行錯誤しながら安全に操作を行っていました。

授業の後半では、どのような飛行経路にするかを自分たちで考え、その動きをPythonのコードとして表現する演習に取り組みました。思い通りに動かない場面もありましたが、原因を考え、修正を重ねる中で、論理的思考力や問題解決力が自然と養われていました。また、自分の書いたプログラムによってドローンが実際に動くことで、プログラミングと現実世界がつながる感覚を実感している様子が印象的でした。

今回の授業は、これまで学んできたPythonの基礎知識を、実際の機器制御へと発展させる重要な回となりました。生徒たちは、デジタル技術を「使う」だけでなく、「理解し、意図をもって動かす」力を身につけつつあります。次回以降は、さらに工夫を凝らした飛行や応用的なプログラミングへと学びを深めていく予定です。

※この講義の一部では、九州大学 数理・データサイエンス教育研究センター様提供のPythonプログラミング基礎の講義資料(CCBY)を利用させて頂きました。ここに深く感謝の意を表します。