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「DXハイスクール」広島工業大学連携授業― ドローンプログラミング:Pythonで操る次世代技術 ―

工学科先端工学コースでは、文部科学省「DXハイスクール」事業として、広島工業大学と連携したドローンプログラミング授業を実施しています。第6回目となる今回は、Pythonによるデータ構造の理解と、人工知能(AI)・機械学習の考え方を取り入れたドローン操作に挑戦しました。

1時限目では、Pythonにおける「リスト」をテーマに学習しました。複数のデータをまとめて扱う方法を理解することで、プログラムの見通しが良くなり、後半の処理につながる重要な基礎力を身につけました。生徒たちは、これまで学んできたPythonの知識と結びつけながら、データを構造的に考える力を養っていました。

2時限目からは、人工知能(AI)と機械学習の基礎について学びました。AIとは何か、機械学習がどのようにデータから特徴を見つけ出し、「認識」や「分類」を行っているのかについて、具体例を交えながら理解を深めました。その中で、画像認識技術を活用したハンドシグナル認識に取り組み、グー・チョキ・パーといった手の形をコンピュータがどのように判断しているのかを学習しました。

授業では、MediaPipeというライブラリを活用し、手の指の関節位置(ランドマーク)を検出する仕組みをPythonで実装しました。各指の状態をリストとして扱い、それを条件分岐に利用することで、手の形を判定するという一連の流れを体験しました。生徒たちは、「人が見て判断していることを、数値とプログラムで表現する」ことの難しさと面白さを実感している様子でした。

3時限目では、認識したハンドシグナルを用いてドローンを操作するプログラムに挑戦しました。「パーを出すと離陸」「グーを出すと着陸」といった動作を実際に実装し、画面上の認識結果とドローンの動きが連動する様子に、生徒たちからは驚きの声が上がりました。

今回の授業を通して、生徒たちはプログラミングによる制御だけでなく、AI技術が社会の中でどのように活用されているのかを具体的に理解しました。また、データを整理し、条件を考え、結果を確認するという一連の流れを体験することで、論理的思考力や課題解決力をさらに高めることができました。

次回の授業では、これまでに学んだプログラミング技術やドローン操作を生かし、ドローンでの撮影を行う予定です。空中からの視点を意識した撮影を通して、技術の活用方法をより実践的に学んでいきます。

※この講義の一部では、九州大学 数理・データサイエンス教育研究センター様提供のPythonプログラミング基礎の講義資料(CCBY)を利用させて頂きました。ここに深く感謝の意を表します。