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紙のジャポニスム・切り絵(図書だより)

和紙とは「わがみ」とも呼ばれて日本で漉(す)かれた紙をいいます。「漉く」とはコウゾやミツマタなどの原材料の入ったどろどろの水を簀の子の上に薄く広げて紙を作る製法のことで、トロロアオイの根から抽出した「ねり」を加えて「漉く」ことで植物の繊維が緊密に絡み合い、薄くても丈夫な性質に仕上がります。

図書部の新宅部長はこれらの工程を調べるとともに、正倉院に残る1000年を超える和紙の存在を印象深く語りました。

昨年度から図書部では和紙の持つ優しい風合いと美しさを皆様にお伝えしたく、型抜きを西洋紙で、色部分に和紙を使用する「切り絵」を始めました。「ミクストメディア」とは、異なる複数の素材を用いて作る技法のことです。


生徒制作風景:カッターで丁寧に繰り抜いていきます

19世紀に欧米で広がった「ジャポニスム」と日本文化。幼い頃に見た日本家屋の原風景と切絵作家、久保修の世界を生徒作品とともにご覧下さい。


生徒作品:紙のジャポニスム・切り絵 画集Ⅰ -日本の風景-「成夏」
株式会社 滋慶出版/土屋書店 による図柄から本校生徒によって作成

僕はニューヨーク滞在を通して、改めて日本の魅力に気づかされた。この国の文化は世界で通用するだけでなく、世界を牽引する力を持っている。それを僕らは誇りに思っていいのだ。この美しい日本の風物詩や自然、伝統に至るまで失われつつあるから残しておきたいという気持ちは確かだが、それだけではなく何よりも日本を愛しているから作品を作り続けたい。

「紙のジャポニスム・切り絵」
久保 修 画集Ⅰ
株式会社 滋慶出版/土屋書店