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和太鼓部ポルトガル遠征 3日目

今日は市長への表敬訪問があります。タウンホールは城壁内の旧市街中心部にあり、新市街のメインストリートからタウンホールまでをパレードして歩くことになっています。遊馬を交代しながら演奏するので必要な太鼓を朝食後に準備してスペインチームのバスに同乗させてもらって移動します。
新市街は比較的新しいとはいえ趣のある石造りの建物ばかりです。和太鼓を演奏しながら移動すると、行き交う現地の方々が写真や動画を撮り始めます。曲の切れ目になると拍手や歓声があがり、部員も楽しみながら行進します。

ファロはポルトガルの南端、アルガルヴェ地方にあります。イスラム教支配が最後まで続いた町ですが、旧市街には当時の町の雰囲気がそのまま残っています。旧市街への入り口アルコ・ダ・ヴィラ(写真左側の建物)へ演奏しながら進みます。中に入ると中世ヨーロッパの時代を感じさせる古い街並みが広がり、足下の石畳が行き交う人々の靴で摩耗し、磨かれたようにすべてつるつるになっている様子から歴史の重さを感じます。

パレードの終点は旧市街中心にある大聖堂前の広場。そこに2階建てのタウンホールがあり、日本チームの演奏が終わると周囲から歓声が上がりました。約30分程度のパレードでの演奏でしたが歓迎の拍手につつまれ部員の表情は晴れやかです。

いよいよ表敬訪問のためタウンホールの2階にあがり、市長やフェスティバル実行委員長の挨拶等があり、いよいよ各国チームの紹介と市長・実行委員長との記念品交換が始まりました。全チーム代表2名は伝統的な衣装でという事でしたので、部長2名は着物姿で参加です。大型の飾り扇子を市長に、西陣織を実行委員長に贈呈し、市長からはファロの記念メダルを実行委員長からはフォークファロの像と置物をいただきました。

表敬訪問の後はタウンホール向かいにある16世紀の修道院を改装して作られた考古学博物館の中庭で軽食をいただきました。オレンジを搾って作られた生ジュースや小さなプリンなどの軽食を食べながら各グループのメンバー同士で一緒に写真を撮りながら楽しいひとときを過ごすことができました。

旧市街は多くの歴史的建造物が多く、まるでタイムスリップしたかのような不思議な気持ちにさせてくれます。

写真の後方に広がる海はファロの特徴的な海で170平方キロメートルもの干潟が広がっています。暑くても日陰に入ると海風が吹いてきて気持ちよく過ごせます。

スペインチームのバスに同乗させてもらい宿舎に帰り、昼食後は当初の予定では演奏が入っていましたが予定変更のため午後は完全な自由時間となりました。日本からの長時間の移動や生活時間の違いもあり、かなり疲れがたまってきているので、宿舎に残って休みたい者、ショッピングに出かけたい者、観光したい者、本日は自由にして良いことにしました。写真は明日演奏する予定のメインステージ前でばったり出会った部員で集まっての記念写真です。