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木のいのち 木のこころ

機械科3年生課題研究の授業で製作された木製ベンチが図書室に寄贈されました。
廃棄予定だった杉の足場材を再利用したものです。

無垢材は、空気が乾燥する冬に水分を放出し、高温多湿の夏になると水分を吸収するなどの調湿性を備えており、自然の息吹がここにあります。

殺風景な廊下に自然の素材を組み込む事で癒しの空間がうまれました。木の手触りとぬくもりを感じながらの読書は贅沢な時間ですね。

製作までの作業工程は次のとおり。もの作りに取り組む生徒の顔は真剣そのものです。

  1. 設計
  2. 製材(手押しかんな盤・自動かんな盤)
  3. 切削(ボール盤)
  4. やすりがけ(手仕上げ)
  5. 組み立て
  6. 完成

自動かんな盤と手押しかんな盤で削られた木材の1枚1枚に心を込めてヤスリをかけ、角に丸みをもたせることで「フォームの柔らかさ」と「触り心地の良さ」が生まれました。

杉の持つくっきりとした年輪と節に風合を感じます

あせらず、ゆっくりと時間をかけて丁寧に…。生徒達は仲間たちと談笑しながら共同作業の大切さを学びます。

本校に程近い廿日市市は木材の町として発展してきました。人々は山に木を植え、再利用することで自然との共生を図ってきました。そして子ども達は緑豊かな山々に囲まれてのびのびと育ってきました。

宮大工の小川三夫氏はその仕事を次のように書いています。

目先の細かいことに捕らわれないで、その場その場で軌道修正していかなくちゃ大きなものはできない。機械で完全に寸法どおりに作ったものより、不揃いだけど、それをうまく組み合わせた法隆寺のほうがずっと美しいんだからな。
小川 三夫 著『木のいのち木のこころ(地)』 草思社(刊)

制作者の印。こちらもいい味、出してます。
「かものはし」マークのりくや君、有難うございました!